そのために、「減らさない資産」と「ふやす資産」に分けて管理するとよいでしょう。たとえば毎月3万円を貯金している人がいるとしたら、2万円は貯金にまわして、1万円は投資をする、というように分けてみるのです。そうすれば、貯金もでき、資産をふやす方策を取ることもできます。
常に予備費を準備しておく
突然のハプニングは人生に付きもの。あまり考えたくはないことですが、突然病気になったり、事故に遭ったりするかもしれません。
もっと身近で起きるのが、急に家電製品が壊れたというパターンです。数万円~十数万円の家電が壊れるとかなりの痛手ですよね。ですが、それが冷蔵庫であったり洗濯機であったり、生活に欠かせないものだと購入を先延ばしできないことも往々にしてあります。
さらに、冠婚葬祭もこちらの都合におかまいなく飛び込んでくるイベントの一つです。知人・友人の結婚式の招待状を眺めながら「結婚はめでたいし、お祝いしたい気持ちはあるけれどご祝儀が…」と思ったことがある人も多いでしょう。
こうした突然のイベントに備えておくことも、強い家計にする秘訣です。そのために、ボーナスのようなまとまった収入から一定の金額を予備費として取っておきましょう。
それが難しければ、毎月5,000円でも1万円でも「予備費」として積み立て、そのお金には絶対に手を付けずにとっておくこと。すると、何かあったときに必ず「助かった」と思えるはずです。いわば保険のようなものですね。