エーザイが米国大手製薬企業と共同開発中のアルツハイマー型認知症治療薬が順調に承認される公算が強まったことを受け、寄り付きから買いが殺到し、終値は+18%高のストップ高となりました。
また、自動車株では、後場に決算発表を行ったスズキ(7269)が期待以上の内容を評価されて急伸し、一時+6%高に迫る急騰となっています。
その他では、前日に続きハイテク株が総じて買われ、ソニー(6758)、日本電産(6594)、TDK(6762)が年初来高値を更新し、NEC(6701)や富士通(6702)などDX関連銘柄も大幅続伸となったことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- 信越化学工業(4063)
- ヤマハ(7951)
- コマツ(6301)
ハイテク株が総じて上昇する中、前日に今期業績の最終赤字転落と減配を発表したリコー(7752)が一時▲11%超安へ暴落して年初来安値を更新し、終値も大した回復をせずに▲10%超安となりました。
また、キヤノン(7751)、ニコン(7731)、コニカミノルタ(4902)など他の精密機器株も軟調に推移しましたが、オリンパス(7733)は一時+7%高に迫る急騰となっています。
その他では、前日に大幅赤字となる上期決算を発表した三菱自動車(7211)が一時▲7%安に迫る急落となったのが目を引きました。
葛西 裕一