老後の貯蓄格差で悩まないために、今できること
内閣府が行った「平成27年度 第8回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果」では、アメリカ・スウェーデン・ドイツの3カ国と比較し日本の高齢者の生活や老後生活に関する意識の違いについて調査しています。この調査によると、「50歳代までに老後の経済生活に対し何か備えをしていたか」という問いに対して「特になにもしていない」と答えた割合が日本は42.7%であることが分かっています。ほかの3国は軒並み20%代であった結果に対し、日本は約2倍の高い数値となっており、国際的に見ても日本は老後の生活費用に対する備えを早い段階から行っている人の割合が低いことが分かります。
老後の貯蓄格差で苦しまないためにも、現在まだ働き世代の人たちはこのような実態を把握した上で早めからしっかりと貯蓄を始めていく必要があるということはもちろんのことですが、ただお金を貯めるだけではなく、収入源確保のために老後の働き方についても今からしっかりと考えておくことも重要になってくるのではないでしょうか。