家事の大変さの理解が深まった夫婦は仲がいい

パナソニックの調査では、「新型コロナウイルス流行前に比べて家事の大変さの理解が深まった夫婦」のうち「仲がいい」と回答した夫婦は88.5%。「家事の大変さの相互理解が深まっていない夫婦」の66.9%と比べると、20ポイント以上の差があります。

また、「家事に関する相手の大変さが以前よりわかった」男性は、そうでない男性より「家電を利用して家事負担を減らす」ことに前向きです。最近では、掃除ロボットや時短できる調理家電などの便利家電が充実しているので、忙しい妻にとっては夫より頼りになるかもしれません。

おわりに

専業主婦が多かった時代と異なり、共働き世帯で家事をどう分担するかは切実な問題です。長時間働いている多くの男性から見れば、パート勤務などで短時間しか働いていない妻は、当然家事もできるだろうと考えがちです。しかし、男性が思う以上に家事の負担は重く、それをこなしながら育児や仕事をする女性には疲れが溜まっているものです。

家事の分担が難しいようなら、妻が少しでも楽ができるように便利家電を購入したり、家事や育児と仕事を毎日こなしている妻に感謝を伝えることも、夫婦が仲良くいられる秘訣の1つだといえるかもしれません。

【参考資料】
明日への統計2020」(総務省)
平成30年版 男女共同参画白書(概要版)」(内閣府)
2020年 家事に関するライフスタイル調査・第4弾」(パナソニック株式会社)

中野 令子