夜、家事を終えて、ようやく一息つけるという女性は多いでのではないでしょうか。

筆者も仕事が終わると大忙しで夕飯の支度をして、子供が寝るまで息をつく間もない生活。その寝顔を見ながら、ちょっと怒りすぎたかなと反省することも…。このように、仕事・家事・育児に忙しい毎日を送っている女性が増えてきているようです。

働く女性・共働き世帯は年々増加

総務省の「明日への統計2020」によると、女性の就業者数は2009年の2649万人から2019年の2992万人へ、10年間で343万人増えています。ところが、その中身を見てみると、男性はほとんどが正規の職員・従業員なのに対して、女性の場合、25~34歳以外は非正規で働いている人が半分以上います。

結婚を機に退職して専業主婦になることが当たり前だった時代からすれば、結婚後や出産後に女性が働ける会社は増えてきています。ただ、多くの女性がパートや契約社員などで働いているという現実からは、家事や育児をしながら女性がフルタイムで働くことの厳しさがうかがえるといえそうです。

また、内閣府の「男女共同参画白書 平成30年版」に掲載されている総務省「労働力調査」のデータでは、共働き世帯の数は平成9年(1997年)の949世帯から平成29年(2017年)には1188世帯へと年々増加。

一方、「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」は同時期に921世帯から641世帯まで減少しました。このように今では共働き世帯が多数派になっています。