近年の業績〜伸びが続く売上高、利益、株価
神戸物産の売上高は事業の主力である「業務スーパー」の店舗数拡大と共に伸び続け、2017年10月期から2019年10月期まで2515億円⇒2672億円⇒2996億円と推移しました。また、直近の2020年10月期第3四半期では累計売上高が2594億円と前年同期比で18%増加しています。
利益面も順調に成長を続けています。営業利益は2017年10月期から146億円⇒157億円⇒192億円と拡大し、今期第3四半期累計は187億円で前年同期比29%増。当期純利益の推移は83億円⇒104億円⇒121億円で、今期第3四半期累計は117億円と前年同期比で25%増となっています。
利益面の順調な推移は単に店舗数が伸びたことだけでなく、店舗数拡大によって物流網や工場の効率化が進み、1店舗当たりのコストが減少したことも理由として考えられます。
直近の2020年10月期は新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛がありましたが、神戸物産は主力事業でほとんど影響を受けておらず、むしろ内食需要の増加によって売上高が伸びたとしています。
株価の動きも順調で、2017年度末から1200円台⇒1500円台⇒3200円台と上昇し、2020年8月には一時7000円を突破しました。特に2019年以降の急激な上昇は、タピオカブームによって「業務スーパー」PB商品の冷凍タピオカが爆売れしたことが要因です。