「できない人認定」を受ける人の特徴
「できない人」と思われやすいのはどんな人なのでしょうか。
周りに頼りっぱなし
金融機関で働くAさんの話。
「朝礼での話をろくに聞かない先輩が、テレワークになって内容をチャットで聞いてくるようになりました。返事はしません」「誰かが教えてくれるという態度は甘い。人の話を聞く、わからなければその場で尋ねる、大事なことはメモを取る…。こんな基本的なことができない人は、どんどん置いていかれる」と思うそう。
情報ベンダーの営業職として働くBさんは、「自分の考えがなく、いつも人の意見に便乗して乗り切ってきた人たちは、どんどん仕事が進まなくなっている」と話します。
「テレワークではひとり仕事が当たり前です。自分で考える習慣のない人は、普段、いつも人にいろいろと教えてもらっているけれど、そういう他力本願さは上司にも把握されやすくなっている」といいます。
報連相が不得意
Cさんは、「上司とコミュニケーションが取れていない人は、ミスがより大きなミスを呼んで、後々それが露見してマズイ事態を招いている」といいます。
ひとりで仕事を抱え、爆発するまで内に秘めておくタイプの同僚のことを話してくれました。上司も、「もっと早く相談してくれたら、他部署に迷惑をかけずに済んだのに…」と嘆いていたそうです。
報連相ができないことで、つまらないミスが大問題に発展するケースをよく見るようになったという意見もありました。テレワークになると、ごまかしやその場の雰囲気でなんとなくやるというのは通用しなくなるのかもしれません。
仕事が遅い
金融機関で部長職として働くDさん。
「せめて今、何の仕事をしているか細かい報告がほしいけど、強制すればお互いの信頼関係が心配で…」と打ち明けてくれました。本当に仕事をしているのか疑ってしまうほどに成果物があがってこない人もいるとのこと。
Eさんは、「できない人は仕事をだらだら先延ばしにしたり、余計なことを考えて取り掛かるのが遅かったりする。積み上げてしまうタイプの人は仕事ができない人と認定されがち」と話します。
テレワークではレスポンスが遅いと、仕事の上がりも遅くなり、ミスも多くなる人が増えているようです。