ちなみに政府は、免許情報を管理する各都道府県の警察が現在バラバラなシステムを用いていることを問題視して統一する方針のようです。これも全く同様で、警察庁がまとめて作れば良いのです。
地方自治は重要です。自治体によって公園を増やすべきところ、道路を増やすべきところ、犯罪防止に注力すべきところ、などがあるからです。住民の声を聞きながら、自治体ごとに必要な施策を細やかに作り上げていくためには、「総務省が一括して自治体の予算の雛形を作る」といったことは望ましくないでしょう。
しかし、何でも自治体がやれば良いというものではありません。統一すべきことは統一する、各自治体が個別に行うべきことは個別に行なう、という区別を考える上でも、デジタル庁の存在は大きいと期待しています。
上記の他にも色々と統一すべき事例はありそう、というより事例の山がすぐできそうですね。デジタル庁に期待しましょう。
本稿は、以上です。なお、本稿は筆者の個人的な見解であり、筆者の属する組織その他の見解ではありません。また、厳密さより理解の容易さを優先しているため、細部が事実と異なる場合があります。ご了承ください。
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塚崎 公義