その他では、しまむら(8227)やコジマ(7513)など小売り株の一角が年初来高値を更新しましたが、限定的な値動きに止まりました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • 東京エレクトロン(8035)
  • 中外製薬(4519)
  • TDK(6762)

前日の後場に今期業績(2021年3月期)見通しを▲175億円の大幅な最終赤字と発表し、急落したまま引けた松竹(9601)がこの日も続落。一時▲10%超安の暴落となり、終値も▲10%安に迫りました。松竹の場合は、映画部門の不振よりもコロナで公演中止が相次いだ演劇部門(主に歌舞伎)の不振が大きく影響した模様です。

また、外食株も総じて売られ、2期連続最終赤字見通しのサイゼリア(7581)が一時▲8%超安へ連日の急落となり、今期の赤字幅拡大見込を発表したドトール・日レスホールディングス(3087)は一時▲10%超安の暴落となりました。

さらに、「いきステ」の不振が続くペッパーフードサービス(3053)は年初来安値更新で引けています。

なお、精密機器株への売りも継続し、キヤノン(7751)、ニコン(7731)、コニカミノルタ(4902)が3日連続で年初来安値を更新したことが目を引きました。

葛西 裕一