年齢を重ねるにつれ、どうしても慶事よりも弔事に対することが多くなります。特に離れて暮らす親が高齢ながらも健在、というなど人は、「親に万が一のことがあったら、何をどうしたらいいのだろう?」ということも気になってしまいますよね。

みなさんは、「親世代の終活」に、どう寄り添っていますか?

高齢者の一人暮らしは増えている

厚生労働省が公表している『国民生活基礎調査の概況(2019年)』によると、65歳以上の人がいる世帯のうち、「単身世帯」は28.8%(うち男性35%、女性65%)となっており、年々増加傾向にあるという結果が出ています。年齢別の構成比を見てみると、男性で最も多いのは65~69歳のゾーンで30.9%、女性は75~79歳のゾーンが最も多く22.2%となっています。

なお、2018年の時点で、平均寿命は男性81.25年、女性87.32年という計算結果が出ていますが、男性の高齢者単身世帯のうち、寿命年齢を含む80歳以上が占める割合が23.6%、女性の高齢者単身世帯のうち、寿命年齢を含む85歳以上が占める割合が21.0%となっている点も、看過できない現実といえるでしょう。