大企業ほど福利厚生が充実!
調査では、会社の規模が大きくなるほど福利厚生サービスの数が多くなる傾向が見られました。福利厚生を重視する理由は「従業員の仕事に対する意欲の向上」、「従業員の定着」、「人材の確保」など雇用維持・確保に重点を置く企業が50%を超えています。
一方、実際に働いている従業員に勤務先での制度・施策の有無にかかわらず自分にとって「特に必要性が高いと思うもの」を聞いたところ「人間ドック受診の補助」(21.8%)をはじめ、「慶弔休暇制度」(20%)、「家賃補助や住宅手当の支給」(18.7%)、「病気休暇制度(有給休暇以外)」(18.5%)、「病気休職制度」(18.5%)などが挙がりました。
会社の福利厚生制度に満足してる人ほど、現在の会社に勤め続けたいと答える傾向があることから、企業の福利厚生の充実度は雇用の安定や人材確保に結びついているものと考えられます。
福利厚生以外にも注目!転職時にチェックすべきこと
前述のように、福利厚生が充実しているほど「長く勤めたい」と感じている人が多いことがわかりました。しかし、福利厚生を求めすぎるあまり「仕事のやりがい」や「給料」に目を向けないのは本末転倒です。福利厚生以外も考慮に入れたバランスの良い職探しがベストですよね。
福利厚生は、法律で定められている雇用保険や健康保険が含まれる法定福利と、企業の従業員に対するサービス的な福利厚生である法定外福利の2種類があります。法定外福利は任意制度のため、入社時に充実していたとしても今後その制度が続く保証はどこにもありません。
福利厚生ばかりに気を取られないように、転職をする際に気をつけたほうがよいことを挙げてみました。