連日、経済・医療・観光など、さまざまな方面に新型コロナの影響が出ていることが報道されていますが、多くの人が痛切に感じているのは家計や収入に対する影響ではないでしょうか。特に、仕事と家庭を両立する「働く主婦」にとって、家計や収入に対する心配は尽きることがないでしょう。

とはいっても、職場の同僚や友人など身近な人となかなか気軽に話しにくいのが家計に関するお金の話題。先の見通しにくい状況を前に、家計に心配を抱えているのが自分だけなのではないか…と疑心暗鬼になってしまっている人もいるかもしれませんね。

そこで今回は、コロナ禍を受けて働く主婦の家計や収入に対する意識がどのように変わったのかについて、紹介していきたいと思います。

コロナ禍で「家計が苦しくなりそう」の割合が増加

主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」の調査機関であるしゅふJOB総研は、今年7月に家計をテーマにした働く主婦層へのアンケート調査を行いました。

その結果、「家計が苦しくなりそう」と答えた人の割合は63.5%で、「変化はなさそう(33.3%)」「家計にゆとりができそう(3.1%)」と答えた人の割合を大幅に上回りました。

しゅふJOB総研では、同様のアンケートをコロナ禍発生前の2019年11月にも行っていますが、その際の回答割合は「家計が苦しくなりそう(48.4%)」「変化はなさそう(40.0%)」「家計にゆとりができそう(11.6%)」でした。

家計予測:コロナ禍発生前(2019年11月)と後(2020年7月)の比較

出典:「しゅふJOB」プレスリリース素材