先が読めない状況に悩む保護者たち、引継ぎも困難に

アンケートでは、PTA活動において現在困っていること・悩んでいることとして「先が読めない」(70.0%)、「集まれない」(64.3%)といった保護者たちの声が挙げられました。また、「PTAのネット環境」(37.7%)、「PTAで利用できるIT機器がない」(20.8%)など、会議や広報活動をオンラインで実施したくても、学校によっては難しい場合もあるようです。

また、3月初めの一斉休校措置によって新旧役員や係の引継ぎ・話し合いの場が持てず、新体制への移行がうまくいかないなど、年度をまたぐ時期ならではの問題に直面した人たちもいました。

今年度、新たにPTA役員に就いたAさんは、出席する保護者んたちの予定を調整して準備をすすめてきた引継ぎ会が延期になり、その後も二転三転する状況に翻弄されて大変な苦労をしたそうです。

「一度に集まる人数を制限するなどの感染対策をとりながら、年度末のギリギリになってなんとか引継ぎを終えました。これでようやく新体制のスタートを切れる…と思いきや、一斉休校期間中ということで、親子で帰省しているお宅も多くて…。

事前に配布した連絡用の一斉メールも届かなかったり返信がなかったりと、運営がままならない状況が続きました。結局、本格的にスタートできたのは学校再開後でしたね」