介護が必要な家族がいる、そんな家庭の不安を解消するのがバリアフリー工事です。自宅に手すりをつけたり段差を取り除いたりすることで、転倒などのリスクを軽減できます。
しかし、自宅のバリアフリー化にはお金がかかります。ゆえにバリアフリー化できていないという家庭も少なくないでしょう。
当記事では、自宅のバリアフリー化にかかる費用やお得にバリアフリー工事をする方法を紹介していきます。実際にかかる費用を見てみると「思ったよりも安く工事ができる」と思うかもしれません。
日本のバリアフリー化の現状
日本ではまだまだ自宅のバリアフリー化が進んでいないという現状があります。
実際のところ、総務省の「平成30年(2018年)住宅・土地統計調査」によると、高齢者が住む住宅の一定のバリアフリー化率は42.4%にとどまっているとのことです。
同資料内(p1)において、「一定のバリアフリー住宅」とは、
人が居住する住宅について,高齢者等のための設備・構造のうち,2箇所以上の「手すりの設置」又は「段差のない屋内」がある住宅
と定義されています。
これらの工事をおこなうと考えると、それなりの費用がかかると想像するでしょう。ゆえに、バリアフリー化が必要であっても、なかなか実行できないのかもしれません。