つまり、給食費を未納にしている家庭の6〜7割は「払えるのに払おうとしていない」家庭である…と学校側が明確に認識している、というわけです。
なぜ払わないの? そのあきれた言い分とは…
単純に「給食費を払えない家庭=経済的に困窮している」と考えていた筆者は、「払えるのに意図的に払わない」家庭が過半数を占めていることにびっくり!
「給食費は払ってしかるべきもの」と、払うことに何の疑問も持っていなかったので、なぜ「払う必要がない」という考えに至ったのか、とても興味が湧いてきました。
友人や知人、またSNSを通じて「給食費をあえて支払っていない、というご家庭の意見をぜひ聞きたい」と給食費未納の家庭を探すこと数週間、ようやくとあるご家庭にアポイントをとることができました。
お話をうかがったのは、小学6年生の子供を持つH家。Hさんの子供は、ついに小学6年間、一度も給食費を払うことなく卒業を迎える見通しです。
「我が家は給食を学校に依頼していません。学校が強制的に『給食』という形をとっているだけでしょう。我が家は入学時に『給食は必要だとは思いません。うちは学校と家が近いので、お昼には一時下校させて我が家で昼食を食べさせます。それが叶わないなら弁当を持参させます』と学校に訴えました。
しかし、いずれも学校側の答えはNO。『給食を食べてください』の一点張り。こちらが拒否しているのに無理矢理食べさせて、そのうえお金を徴収なんて…おかしな話だと思いませんか?」