みんなの平均受給額はいくら?
厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2018年度の国民年金の平均受給額は、新規裁定者で月額5万4,000円です。満額よりも少ない国民年金をもらっている人も多いとみられます。
ここからは、第1号被保険者に絞って詳しくご紹介します。
第1号被保険者とはどんな人なのか
国民年金の第1号被保険者と聞くと、自営業を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。厚生労働省の「平成29年国民年金被保険者実態調査の概要」によると、第1号被保険者の職業でもっとも多いのは「無職」で、全体の34.2%を占めています。つぎに多いのが、「パート・アルバイト(臨時)」の31.4%です。
ちなみに「自営業主」は16.5%となっています。
保険料納付状況
保険料の納付状況をみると、完納者がもっとも多いのは家族従業員および自営業者となっています。家族従業者中64.9%、自営業者中56.0%が完納者です。逆に、1号期間滞納者がもっとも多いのは、常用雇用者で、そのうち30.2%となっています。
無職では、完納者が31.1%と比較的高く、1号期間滞納者も17.9%に留まっています。