保険料はだれが支払っているのか

保険料の主な負担者でもっとも割合が多かったのは、「この2年間保険料を納めたことがない、または全額免除あるいは猶予」という人で、35.3%を占めています。「自分の収入で支払い」とした割合は27.3%で、「父母」の10.5%と続きます。

世帯の総所得金額

第1号被保険者が所属する世帯の総所得金額(年額)をみると、平均は 446 万円、中位数(中央値)は268 万円です。

割合をみてみると、総所得金額が 100万円未満がもっとも多く25.1%です。そのうち11.2%は所得がありません。一方で1,500万円以上の世帯も3.5%存在します。

本人の総所得金額

第1号被保険者本人の総所得金額をみると、平均は 113 万円、中位数は 31 万円です。50 万円未満が過半数を占め、所得なしの割合も 37.9%に上ります。

国民年金に不安を感じる人ができること

生活保険文化センターの「令和元年度生活保障に関する調査(速報版)」によると、夫婦2人が老後の生活を送るために最低必要な生活費は22万1,000円です。夫婦が2人とも国民年金の第1号被保険者だった場合、年金だけで生活していくのは難しいでしょう。

さらに、保険料を未納していたり免除期間が長かったりすると、わずかな年金しかもらえないか、まったくもらえないという状況にもなりかねません。

ここからは、国民年金に不安を感じる人ができる4つの対処方法をご紹介します。