さいごに
働く女性たちが指導者的立場や管理職ポストを担うことに、いまひとつ積極的になりづらい背景を探ってきました。
そこには職場や世間の男女格差や、仕事と家庭の両立の難しさ、といった現状が、女性がリーダーシップを発揮する機会を奪っている現状がうかがえる結果となりました。さらにいうと、彼女たち自身の「諦め」も混じっているかもしれない、と筆者は感じました。
未達に終わった「2020年30%」という目標。これを机上の空論で終わらせないためには、職場や家庭において、抜本的な「意識」や「思いやり」について考え直していくポイントにきているのかもしれません。
【参考】
「新閣僚ってどんな人? 菅内閣20人の横顔」日本経済新聞
「『2020年30%』の目標の実現に向けて」内閣府男女共同参画局
「女性管理職 30%を目指す『2020年 30%』の達成率 外資系企業 17%、日系企業8%で約2倍の差 エンワールド・ジャパン 女性管理職 実態調査」エンワールド・ジャパン株式会社 PR TIMES
「世界経済フォーラムが『ジェンダー・ギャップ指数2020』を公表」内閣府男女共同参画局総務課
「働き方の多様性に関する意識調査」~全国の働く男女800名に調査~」The Dream Collective Global Pty Ltd. PR TIMES
犬養 のぞみ