世間が求めるママは「育児も仕事も完璧」!?
「育児休暇からの復職以来、子どもと過ごす時間、さらには自分自身の時間が十分とれない・・・」とはいえ、保育園のお迎えや子どもの急病などで突発休とを余儀なくされることも。そんな日常に、「育児も仕事も中途半端」だと罪悪感をおぼえるワーママもいます。
夫は週1育児で即「イクメン」認定。なにこの理不尽さ?
「月に1,2回の休日出勤の際、夫に子どもを任せています。すると、周囲からは「お休みの日に子どもと遊んでくれる良いパパね」という高評価。
私は平日フルタイム勤務に家事と育児で手一杯。保育園の送迎すらしない夫が、たまに子どもの面倒をみただけで「良いパパ」と言われることに不公平を感じざるをえません」
出産は女性しかできませんが、本来育児は夫婦どちらも可能でしょう。でも、夫の転勤に伴い退職したり、パートタイムでの働き方に変えたりするのは女性側であるケースが圧倒的に多いわけです。男性は何の変化もなくいることが「当たり前」になっていますよね。
育児と仕事の「両立のしづらさ」や、「世間がいう“良いママの像”」にとらわれすぎてしまうと、キャリアを意識しにくくなってしまうのかもしれませんね。働く女性たち自身が、自ら管理職的な立場を目指せる心の余裕を持つことが、現在の日本では難しい傾向にあるのではないかと筆者は感じます。