2歳になる今では、週に1、2度程度は夕食時にこうしたお惣菜や出来合いのものを活用するようになっています。確かに手作りした場合に比べたら食費はかかりますが、自分のストレス度合いを考えると決して高い買い物ではないと感じています。

「食べないものは食べない!」という諦めも必要

また、こうしたご飯イヤイヤ期を経験してわかったのは、「どんなに頑張って食べさせようとしても、子どもは食べないときは食べない!」と諦めることの必要性でした。親としては子どもの健康管理のために、どうにかして口に入れて栄養を摂ってもらいたいと焦ってしまいますが、何をどうしても食べないときは食べません。

筆者はたまに、栄養バランスや食費などいろいろなことを諦めて、ファストフードのフライドポテトを食べさせるときもあります。それしか食べないときがあるからです。でもそんなとき、「子どもはそんなものだ」と諦める勇気を持つことは、これから先の長い子育て生活の上でとても重要なのではないかと思います。

「こうでなければいけない」「これはやってはいけない」と勝手に決めつけることで、子どもだけでなく親自身も苦しくなってしまうことは子育てにおいてよくあること。子どもがご飯を食べてくれない悩みについても、「~べき」から解放されることで見えてくる光はあるのではないでしょうか。

富士 みやこ