今後、公的な救済措置を受けられる可能性も
最後に、未曾有の事態であるコロナ禍において生活に大きな影響を受けて困窮している人たちを対象に、特例措置のひとつとして住宅ローン返済の減免が認められる可能性が出てきています。
2020年8月、住宅ローンの減免について示されている「自然災害に対応する債務整理の指針」というガイドラインが年内にも改正され、COVID-19の影響で住宅ローンが返せずに困窮している個人にも適用されるようになるとの報道もされています。(※3)
おわりに
住宅ローンを抱えている人たちの多くにとって、返済計画にダイレクトに影響するコロナ禍は想定外の事態でしょう。
「愛着のわいたマイホームを手放すことになったら・・・」と不安を抱えている人は、まずは金融機関へ相談して、この先も返済を続けていくための方法を探していきましょう。
大切な住まいを手放すことなくこのコロナ禍を乗り切るために、検討中の減免措置をはじめとする関連情報にも注目して、必要な情報を集めていっていただければと思います。
【参考】
競売物件統計データ 一般社団法人不動産競売流通協会(FKR)
住宅ローンの滞納~競売までの流れ 一般社団法人全日本任意売却支援協会
(※1)「新型コロナウイルス感染症の影響による資金繰りやローンの返済等でお困りの皆様へ」金融庁
(※2)住宅ローン借り換えユーザーに関する調査レポートを発表株式会社MFS
大規模な自然災害でローンの返済が困難になった方へ ご利用ください。「自然災害債務整理ガイドライン」 政府広報オンライン
(※3)住宅ローンの減免措置を検討 金融庁や全銀協 共同通信 Yahoo!ニュース
LIMO編集部