住宅ローンが返済できないとどうなるのか

とはいえ、住宅ローンの返済が滞ったからといって、「即、家の差し押さえ」になるわけではありません。一般的流れをみていきます。

滞納が長引くと、金融機関は債務者(ローンを借りている人)に対して「一括返還請求」を行います。保証会社が債務者の代わりに金融機関に弁済し、これに対して返済請求がくる、というイメージです。そこで支払いができない場合は、いわゆる「差し押さえ」へと進むことになります。

金融機関や債務者の収入など、状況により異なりますが、「3~4カ月滞納でレッドカード」といわれることが多いようです。

仮に、差し押さえられた物件が「競売にかけられた」、あるいは「任意売却が成立した」とします。しかし、多くの場合は「それでも返しきれなかった借金」が手元に残るわけです。それを返済できない場合には、自己破産といった選択をせざるを得ません。