知っておきたい「外貨建て保険の為替リスク」
では、具体的にどのような相談が寄せられているのでしょうか。さきほどの報告書をみると、「外貨建て生命保険を勧められクーリング・オフしたが、円高で損が出た」「元本保証と約束した上で契約したのに実際はそうではなく、すでに80万円ほどの損失が出ていた」といった内容が見受けられます。
そもそも外貨建て保険は、「毎月の支払いは円で行ない、それを保険会社がドルに変えて運用する」という仕組み。現在の日本の金利は非常に低いため、国内より高い金利で運用できるというメリットがあります。
その一方、円に戻す場合には為替リスクが発生します。為替レートによっては、思わぬ損失が出る可能性も。「いざ老後資金が必要になったとき、思ったよりお金が戻らなかった」という事態にならないよう、為替リスクや解約のタイミングの重要性を知っておくことが大切です。
著者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ58年(696か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、CFP®、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2026年2月7日)。