上記の「マズイ事態になっている」Aさんの同僚は1人で仕事を抱えて、爆発するまで手のうちに隠しておくタイプなのだそう。上司は「もっと早く相談してくれたら、他部署に迷惑をかけるレベルの爆弾にならずに済んだのでは」と嘆いていたと言います。
それを聞いてから、Aさん自身はこまめにチャットやメール、電話やZoomを使って上司とコミュニケーションを取っているそうです。
基本的なことができないと淘汰される
金融機関で働くBさんは、「テレワークになって、朝礼や会議でぼけーっとしていられなくなったし、だれかの仕事を横から見てマネすることもできない。ちょっとしたごまかしがきかなくなった」と感じているのだそう。
「朝礼で話をろくに聞いていない先輩がいて、いつも『さっき朝礼で言ってた〇〇のことって、どういう話だった?』って聞いてきていた。その先輩はテレワークになってチャットで聞いてくるようになったけれど、私がチャットの返事をしなければ大事な話を聞き逃したままになる。私も意地悪かなと思ったけれど、そもそもその人が聞いていないのが悪い」と話します。
「社会人になったら『誰かが教えてくれるかも』なんていう態度は甘い。会議でも何でも、人の話を聞く、わからなければその場で尋ねる、大事なことはメモを取る…。こんなのは新卒に言うような基本的なこと。それができない人は、もうどんどん置いていかれているなと思う」と続けるBさん。