家賃を抑えるために狭小住宅に2人暮らしをしていた頃は、物が片付かなかったり狭い空間の中でお互いが息苦しくなったりして何度もケンカを経験。当時は家の環境をあまり気にしていませんでしたが、もしかしたら、家がとても狭く、開放的なスペースがなかったことが、知らず知らずのうちにストレスとなっていたのかもしれません。

株式会社ブランド総合研究所が今年6月に行った各都道府県における定住意欲に関する調査によると、島根県や富山県、鳥取県などの地方が前年度の調査から大幅に順位を上げた中で、東京都は昨年4位から33位へと急落。コロナ禍において、東京で暮らすリスクやデメリットを感じる人が増えていることがうかがえる一方、地方でのびのびと暮らすことを求める傾向が出ている様子です。

今回、庭のリフォームをしたことで筆者の夫へのストレスが減り、夫が育児参加するようになり、外出費用が減るといったいくつもの効果がありました。家族にとって家の存在がいかに大きいかを身を持って実感すると同時に、家を快適にするためにある程度のお金をかけることの重要性も痛感。こうした家族と家の価値観は、アフターコロナの時代になっても変わらないものなのかもしれません。

【参考資料】

富士 みやこ