「何をやるか」ではなく「何をやらないか」

人に与えられた時間は有限なので、その中でいろいろなことをこなしていく必要があります。「あれもこれも」では結局全部が中途半端になりますから、ある程度の選択が求められます。そのとき筆者は「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を考えます。いろいろな選択肢がある中で、そこから選ぶのは実は大変な作業です。

だから「やらないこと」を決めた方が効率がいいかもしれないと思いました。でもこの考えは高校生でも自然にしていて、例えばテストの時でも「この問題は捨てる」と考えることもあるはずです。確実に解ける問題にしっかり取り組んだ方が点数が取れるからです。それと同じことを、将来は仕事や日常生活でもしていこうということです。

まとめ

自立に向けて本格的に動いている高校生という時期は、一生涯使っていく知恵や知識を教えていく最後のチャンスかもしれません。子どもが自分で学んでいくことも多いのですが、親の助言が必要なことも少なくないでしょう。今すぐ子どもが「教えてもらってよかった」とは思わないでしょうけれど、いずれ大人になったときにしみじみそう感じるのかなと筆者は考えています。

川崎 さちえ