お金のこと、投資のこと

お金とは一生付き合っていくことになります。お金によって人は幸せを感じたり、トラブルを起こしたり、とにかく振り回されてしまうことが多いのもお金の特徴の1つでしょう。ただこれは「お金そのもの」というよりは、「お金で手に入れられるもの」が原因になってくるでしょう。

昔から「お金はただの紙」「お金は手段にすぎない」と言いますが、お金を使って何を手に入れるのかという部分が、人にとって重要になってくるというわけです。もちろんお金をたくさん持っているに越したことはありません。お金がたくさんあれば、欲しいものが買えたり、欲望を満たすことができます。夢や希望を叶えるための手段としてのお金と考えれば、高校生の段階で「増やし方」を知っていてもいいと筆者は考えています。つまり「投資」です。

実は筆者はかれこれ20年以上投資をしています。現在は「つみたてNISA」を利用して、10年後、20年後を見据えて投資信託を毎月買っています。ただ投資に関しては、筆者自身は親から教えてもらったことはありません。大人になって家庭を持った時点で、「なぜ教えてくれなかったのだろう」と思いました。それくらいお金についての知識は必要だと感じたのです。

高校生の段階でお金を増やす方法と手段を知っていてそれを実行しているかどうかで、おそらく40代、50代になったときに大きな違いが出てくると筆者は思います。長期的な視点を持って無理のない範囲でコツコツ投資を続けていく。これが筆者の今の基本スタンスですから、これを高校生の子どもには教えていますし、実際に今子どもたちも「ジュニアNISA」を利用しながら、積立投資をしています。今は親である私たちが投資資金を出していますが、いずれはバトンタッチをしていきます。

友達の悪口は言ってもいいけれど、家の中だけで

高校生の悩みの1つに人間関係があり、愚痴を言うこともあります。筆者は愚痴や悪口は言ってもいいと思っています。ただし家の中だけです。外で言ってしまうと、どこでどう広がるかわかりません。もちろん「死ね」など絶対に言ってはいけないこともありますが、例えば「○○がさ、苦手なんだよね。なんか合わなくて」は、家の中で親に言うなら構わないでしょう。

逆にそういう愚痴を言えずに、子どもの中でモヤモヤが残りストレスになってしまう方が危険だと思っています。そのため「家の中で愚痴を言うのはいい。でも外で誰かの前では絶対に言ってはいけない」と伝えています。