収入と貯蓄は比例しない!?

「収入が多ければ貯蓄だってできるでしょ」と思うかもしれません。ところが実際は、「同年代・同程度の収入」であっても貯蓄額にはかなりの幅があることがわかっています。先述の調査結果より、金融資産保有額の、年代別分布を見てみましょう。

※金融広報中央委員会の資料をもとに編集部作成

たとえば、上記の図のように、同年代においても貯蓄額にはばらつきがあります。年代別で最も多かった収入グループは20歳代・60歳代・70歳以上が年収300万円~500万円未満、30歳代・40歳代・50歳代が500万円~750万円未満でした。

つまり、高収入でも貯蓄額は高くない人がいる一方で、収入は高くないが堅実に貯蓄をしている人もいるということです。