2020年7月より「レジ袋有料化」がスタートし、買い物の際にマイバッグを持ち歩くことが新常識になりました。うっかり忘れ、3円程度のレジ袋を買って、「もったいないな」と感じたことはありませんか?
節約上手になるためには、日々の生活でのうっかり無駄遣いをなくすのが近道。レジ袋と同じく、これまでの習慣を見直して「節約&貯蓄の新常識」を活用していきましょう!
「貯蓄」と「負債」、みんなはどれくらい?
2019年の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」(金融広報中央委員会)の調査結果によると、金融資産保有世帯(2人以上世帯)の金融資産保有額の中央値は800万円でした(平均値は1,537万円)。
また、現在の貯蓄が1年前と比べ増えた世帯は22.4%で、その理由は「定期的な収入が増加したから」40.8%、「定期的な収入から貯蓄する割合を増やしたから」27.6%でした。
「老後資金2000万円問題」が話題になったり、消費税増税が行われたことなどをきかっけに、家計を見直す世帯も増えたことでしょう。また、最近では「ポイント投資」や、小口の株式購入が、スマートフォンで気軽に利用できるサービスが増えています。
「ただ銀行に預けるだけ」ではなく、投資という視点で「賢く増やす」方法を意識する人も増えてくるでしょう。
一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行はいまだ収束の兆しは見えません。さらなる感染症や、突然の自然災害など、不安をもたらす要素がいつ出現するかも予測は不可能です。そんなとき、家や車のローンといった借入金の返済で困ることはぜひ避けたいですよね。
同調査の結果によると、借入金のある世帯は全体の41.8%で中央値は1,200万円でした。借入の目的については「住宅(土地を含む)の取得または増改築」67.1%、「(車・家具・家電などの)耐久消費財の購入資金」24.3%、「こどもの教育・結婚資金」11.0%でした。