新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、生活様式が大きく変化しました。当たり前だったことがそうでなくなり、価値観の変化、そして支出など家計に与える影響もあったことでしょう。

㈱ジャパンネット銀行が行った「コロナ禍前後の日常生活と価値観の変化に関する調査」を元にして、COVID-19との共存150日を振り返っていきましょう。

COVID-19への意識変化、ターニングポイントは3月下旬

COVID-19への感染者が日本で初めて確認されたのは、2020年1月下旬のことでした。それから6月下旬までの150日間での変化について、㈱ジャパンネット銀行が行った「コロナ禍前後の日常生活と価値観の変化に関する調査」を見ていくと、「新型コロナウイルス感染症への意識が大きく変わった出来事」で最も関心が大きかったのは3月下旬に起きたことで26%となりました。

この時期に「東京五輪の延期」や「志村けんさんの逝去」など心理的に大きな影響を与える出来事がありました。

COVID-19への意識が変化したターニングポイント(出典:㈱ジャパンネット銀行の調査より)

また4月上旬には全世帯への特別定額給付金の支給が決定されたり、全国的な緊急事態宣言の発令があったため、18%の人がこの時期をターニングポイントとして挙げる結果となっています。