気をつけたいのは、債券ファンドや株式ファンドなら何を買っても良いという訳ではありません。

まず、債券ファンドですが、特に高金利通貨の投資信託を保有することをお勧めします。

高金利通貨といってもトルコやブラジルのように、リスクの高い高金利通貨ではありません。先進国で金利が高い通貨を選択するようにしましょう。現在でしたら、米国債の組入れてある投資信託をお勧めします。

米国はトランプ大統領の低金利志向で、低金利政策が続いています。以前に比べると金利の魅力は薄れていますが、それでも先進国の中では、いちばん高い金利です。

また株式と反対の値動きをするため、債券は株式と相補的な関係とも言えます。どちらかの資産価値が減った時に、一方は資産価値が増加していることになりますから、資産を極端に減らす可能性が低くなります。

海外株式に投資する

株式ファンドは海外株式に投資することをお勧めします。投資先が米国株式だけの投資信託でも良いでしょう。

米国株式、あるいは米国株式を含む海外株式のチャートは、右肩上がりで推移しています。

先進国で成長が期待されるマーケットは、いつの時代も質の高い投資家から支持を受けます。

例えば年金など機関投資家の長期運用資金は、このようなマーケットに流入します。長期資金の流入により、将来の上昇が見込まれることから、安心して投資することができます。