iDeCoやNISAの普及に伴い、投資信託への関心が高まっています。老後の生活資金や年金の足しに、これらを活用している方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、投資信託選びは、なかなか順調に行かないもの。興味はあっても、仕組みやリスクの理解が難しく、購入には至らなかったという話もよく聞きます。

そこで本日は、投資信託の選び方のコツについてお話したいと思います。どのような商品が本当に役立つ投資信託なのか、一緒に見ていきましょう。

大事なのは「複利」と「長期投資」

投資信託を選ぶ前に、運用の際に大事な「複利」と「長期投資」をおさらいしておきましょう。投資において、「複利」と「長期投資」の効果は決して無視できないからです。

単利と複利で、お金の増え方は大きく異なります。100万円を年3%で運用した場合を見てみましょう。利息は税引き前です。

単利の場合

  • 1年後・・・元本100万円 利息3万円
  • 2年後・・・元本100万円 利息3万円(運用来の利息合計6万円)
  • 10年後・・・元本100万円 利息3万円(運用来の利息合計30万円)
  • 20年後・・・元本100万円 利息3万円(運用来の利息合計60万円)

複利の場合

  • 1年後・・・元本103万円(うち利息3万円)
  • 2年後・・・元本106.09万円 (うち利息6万900円)
  • 10年後・・・元本134万3,916円(うち利息34万3,916円)
  • 20年後・・・元本180万6,111円(うち利息80万6,111円)