子どもにとって、やはり「ヒト」は大きな存在です。親に怒られて祖父母に慰められたり、大好きな近所のおばさんや親戚に癒されたという記憶がある人もいると思います。ただ、現代はワンオペ育児で、母親ひとりで育児をする家庭がほとんどでしょう。
その場合、普段から「ワンオペ育児だからこそ子どもの逃げ場を用意する」という意識を持っておくと、親子ともにラクになります。怒るより、まずは子どもの気持ちに共感すると「分かってくれるんだ」と子どもも安心します。時には、子どものグズりが早くおさまることも。
何をしなさいと指示するよりも、どうするべきか一緒に考えると子どもが抑圧を感じにくく、自分の頭で考える機会が生まれます。それに、怒る機会が一気に減るので、親の方も気持ちがラクに。「共感&一緒に考える」は、ルール化しておくと定着しやすいでしょう。
同時に、ママ友、叔母や叔父、祖父母、近所のおばちゃん、いつも行く児童館の常駐スタッフ、園や習い事の先生など、外の人とのつながりを作っておくことも大切です。テレビ電話で連絡できる関係性の相手だと、家にいながら子どもも外部の人と触れ合えて良い気晴らしになるでしょう。
「モノ」大好きなものは心の支えになる
小さな頃、お気に入りのタオルやぬいぐるみがあって、それがないと眠れなかったという方もいるのでは。子どもは子どもなりに、「その子にとっての宝物」がある子も少なくありません。たとえば服やタオル、ぬいぐるみ、本やオモチャ、ゲームなど。