どんな仕事に就くかは選択できたはず
「景気がいいときはYさんのような自営業の家庭に憧れたこともあった」とTさんは語っていたそうです。しかし、景気に左右されず、自分の仕事に誇りを持っているご主人を信じここまでやってきたとのこと。それは民間企業で働くEさんのご主人も同様で、組織に所属することのメリット・デメリットを理解し、選択してきたということを改めて考えるきっかけになったようです。お互い、隣の芝生は青く見えます。しかし、自分が旨味を味わったものというのは意外とすぐに忘れてしまいがちです。
「ズルい」と思う前に、自分はどのような選択をしてきたか。発言の前に一度思い返すことで、相手を不快にさせないことにつながるのではないでしょうか。
【参照】
厚生労働省の厚生労働省「「平成30年(2018年)就労条件総合調査 結果の概況」平成30年(2018年)就労条件総合総務省「給与・定員等の調査結果等(2019年)」
佐渡 六花