40代 50代 60代 世代別平均貯蓄額について 

総務省が全国約9,000世帯を対象に毎月実施している家計調査からまとめた「家計調査報告(貯蓄・負債編)2019年平均結果」によると、40代、50代、60代の世代別平均貯蓄額は下記のとおりです。

40~49歳 1,076万円
50~59歳 1,704万円
60~69歳 2,330万円

60代は40代の2倍以上の貯蓄額となっているのがわかります。一方、負債の方はどうなっているのかみてみましょう。

40~49歳 1,124万円
50~59歳  652万円
60~69歳  250万円

40代の世帯では負債現在高(1,124万円)が貯蓄現在高(1,076万円)を上回っており,負債超過となっていることがわかります。40代はちょうどマイホーム取得による住宅ローン借り入れの時期であり、一時的に貯蓄額が減る世代と考えられます。

一方、60代以上は住宅ローンの返済が終了すると同時に、相続や退職金の受け取りがある家庭が多いため、純貯蓄額(貯蓄現在高-負債現在高)が多くなり、余裕が出てくる世代といえます。