そんなAさん自身は、「ネット銀行で少しでも利率の高い預金を探している。ATM手数料がかからないときにしかお金をおろさないし、手数料関係にはかなり気を遣っている。投資にはまだ手は出せていないけれど、毎週5000円と決めて食費を含む生活費は賄っているし、飲み会は月2回まで。しかも本当に行きたいと思う飲み会にしか行かない」のだそう。

「趣味はネットゲームだけれど課金金額の上限を決めているし、huluを契約して家で海外ドラマ三昧。化粧品もプチプラで洋服も制服がある会社なのでそこまで買わないから、かなり節約できていると思う。でも生活自体の満足度は高いかな」と笑って話してくれました。

投資に対して悪いイメージがあまりないので積極的

「偏見かもしれないけれど、いまの50代くらいの世代の人たちは投資に対してイマイチ積極的になれないようで、40代くらいまでなら割と積極的な人が多いんじゃないかな」と話すのは、金融機関で働く20代男性Bさんです。

「これも勝手な想像だけれど、バブル崩壊のあおりをモロに受けたのがいまの50代以上の人たちだし、投資自体に恐怖心みたいなものがある気がする。一方でいまの20代、30代ってそういう大きな恐怖をあまり経験してきていない。ライブドアショックとかリーマンショックとかあったけど、その頃は社会人じゃないからよくわからなかったし、いまはネット証券の台頭でかなり投資のハードルが下がったのもあるから、あまり抵抗感なく始められる人が多いのでは」と分析します。