『老齢基礎年金』『老齢厚生年金』金額帯ごとの受給権者数はどのぐらい?

冒頭の「厚生年金保険・国民年金事業年報」によれば、厚生年金保険(第1号)(※4)と、国民年金の老齢年金の年金月額階級別受給権者数(2018年度末)の受給権者数の分布は以下のようになっています。

どちらも、平均年金月額に近い金額帯がボリュームゾーンとなっている一方で、厚生年金でいえば5万円未満、国民年金でいえば3万円未満など、生活ができるかどうかといったレベルの金額帯の人も、かなりの数存在していることがわかります。

(※4)厚生年金(第1号)
厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者。(企業年金連合会HPより

厚生年金保険(第1号)老齢年金の年金月額階級別受給権者数(2018年度末)

注)厚生年金には、老齢基礎年金の金額も含まれています。

※厚生労働省の資料より編集部作成

国民年金の老齢年金の年金月額階級別受給権者数(2018年度末)

※厚生労働省の資料より編集部作成

【出典】「厚生年金保険・国民年金事業年報(平成30年)」厚生労働省