結婚相手の理想の年収
結婚相手の理想の年収について男女の回答内容を比べると、男性側は女性と比べて「300万円未満」「収入は関係ない」という項目の割合が高く出ています。一方、女性の回答では相手に求める年収が「400万円~500万円未満(26.2%)」が最多、次いで「500万円~600万円(22.9%)」となり、500万円を中心としてピークになっています。
ここで、国税庁が発表した「平成30年(2018年)分 民間給与実態統計調査」(※2)から、平均的な給与について見てみましょう。男性では、年間給与額400万円~500万円が524万人(構成比17.8%)と最も多く、次に300万円~400万円が509万人(同17.3%)となっています。女性が結婚相手に求める年収は、男性の年収分布の中心よりも上の階層にシフトしており、理想と現実にはギャップがありそうです。
一方、女性の給与分布は100万円~200万円以下が495万人(構成比23.8%)と最も多く、次に200万円~300万円が438万人(同21.0%)となり、女性の給与が男性の半分程度であることが分かります。女性が男性の年収の高さを求める理由は、自身の給与実態が大きく影響している面もありそうです。