牛丼「吉野家」の吉野家HD、既存店・全店売上高は対前年同月比90%台(2020年7月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「吉野家」他を運営する吉野家HD(9861)の、2020年7月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年8月に更新された吉野家HDの2020年7月既存店売上高は、対前年同月比94.3%。内訳は客数89.8%、客単価105.1%であり、客単価はプラスながら客数がマイナスとなった結果のマイナス成長です。

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また全店売上高も96.0%となりマイナス成長。既存店・全店ともにマイナス成長となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は2月決算)。

前期の既存店売上高は特殊要因のあった2月を除き、11カ月全ての月でプラス成長が続きました。その後、3月以降は新型コロナウイルス問題の影響により、対前年同月比で3月98.2%、4月96.0%、5月92.7%、6月87.7%、7月94.3%と推移しています。

緊急事態宣言が全面解除された6月に80%台まで落ち込みましたが、7月は再度90%台を回復しました。

一方で全店売上高は前期全ての月でプラス成長を達成。3月は100.0%でマイナス転落を防ぎましたが、4月97.6%、5月94.0%、6月89.0%、7月96.0%と既存店同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2018年から1,600円台で底値を形成し、2019年5月より上昇を開始しています。そして2020年1月に3,050円の高値に到達しました。

しかし3,050円が天井となり、2月後半以降の株式市場全体の下落もあり、3月には安値1,709円まで下落。その後は5-6月に2,500円台を回復したものの再び下落し、現在は2,000円割れの水準で取引されています。

新型コロナウイルス問題の影響を比較的抑えることに成功した同社ですが、緊急事態宣言解除後の6月以降は回復が遅れています。ただ、既存店・全店ともに対前年同月比90%台の売上は維持しているため、8月はプラス成長への復帰なるかが注目されます。

吉野家ホールディングスの過去1年の株価推移

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参考資料:吉野家月次推移(2020年度)

LIMO編集部

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。