「時間を買う」こともひいては節約に

家計のやりくりというと、どうしてもやり玉にあげられがちな食費。「安い食材を買う」「手作りの方が安くておいしい」などいわれますが、安さを追求するあまり栄養バランスが悪かったり、時間を大幅に拘束されることが必ずしも家族の幸せにつながっているのでしょうか。

「ポテサラ論争」の際も話題になりましたが、お惣菜を買うことは時間を買うことと考える人もいます。共働きも多い今の時代。健康を保ちながら笑顔で働けたり、家庭円満でいられることこそ明日の活力になり、節約した以上の稼ぎや心の豊かさにつながっていくこともあるのではないでしょうか。

探せば他に節約できるものは隠れているはず。「だから私は『食費2万円』を目指さない」そんな風な考え方があってもいいのかもしれません。

【参照】
・株式会社エデンレッドジャパン「コロナ共存時代における家計と生活支援に関する調査
・総務省「家計調査(家計収支編)―二人以上の世帯―

佐渡 六花