老齢厚生年金の場合

一方、老齢厚生年金は以下のとおり計算します。ここでは65歳以上の場合をお示しします。

年金額=定額部分(老齢基礎年金)+報酬比例部分(老齢厚生年金)+加給年金額

※老齢厚生年金に経過的加算や加給年金額に特別加算があるケースもある

定額部分や報酬比例部分、加給年金額は、それぞれ計算方法がありますが、複雑なので、ここでは割愛します。

報酬比例部分について言えば、大まかに言うと、現役時代に稼いだお給料(月収)と賞与に、ある一定の乗数や被保険者期間の月数を掛けて計算します。老齢厚生年金の受給額は、現役時代の収入と勤務した期間、被保険者であった期間など、様々な要因が年金額に影響します。

年金は繰り下げ受給がおすすめ

年金額の決定は大変複雑ですが、受け取り方は概ね下記の3種類です。

  • 65歳から受給
  • 「繰り上げ」受給
  • 「繰り下げ」受給

おすすめなのは「繰り下げ」受給です。

「繰り下げ」受給とは、65歳で受給の請求をせずに、66歳以降70歳までの間で年金を繰り下げて受けとる仕組みです。