「月の食費2万円台」は魅力的だけど…

実際にチャレンジしてみて「いやいや、やっぱり無理!」と、1カ月もしないうちにリタイアした筆者でした。リタイアしたことは残念でしたが、それとともに気持ちが楽になったので、良かったかなと思っています。

というのも、一生懸命節約することは大切なことだとは思うのですが、値段ばかりを気にして買い物する状況にストレスを感じたことも事実です。ただでさえ、自宅に引きこもってストレスを感じる生活が続いているときに、唯一の楽しみである食に対しても制限をかけてしまっていることに、何とも言えないイライラが募ってしまったのでした。

また、SNSでも注目されていたコメントですが「夫から『もっと節約できないの』と言われるのがプレッシャー」という意見に強く賛同します。節約も、あくまで自主的にやっている分にはいいのですが、半強制的な義務感からだと、続けていくことは難しいと思います。

ある投稿には「『なんで節約できないの?やってる人もいるんでしょ?』という夫に『なんで1億円稼いでこれないの?他にやってる人もいるのに?』って言ってやりたい…」と、ありました。この意見、多くの家事を担う主婦/主夫は賛同したのではないでしょうか。

みなさんも、楽しみながらできるのなら良いのですが、無理は禁物です。笑顔まで節約する必要はありません。気持ちと時間の余裕が買えるなら、それが一番のお買い得品なのかもしれませんね。

参考

「子ども3人でも食費2万円台。節約上手のスーパーの回り方」ESSE online

白藤 さつき