老後の最大のリスク「長生きとインフレ」に備える3つの方法

「老後資金を考える上で最大のリスクは長生きとインフレだ」と筆者(塚崎公義)は考えています。

老後資金に関する最大のリスクは長生き

老後資金について心配している人は多いでしょうが、一番心配なことは何でしょうか。貯金が足りないこと、年金がもらえなくなること、等々あるでしょうが、老後資金に関する最大のリスクは、長生きだと筆者は考えています。

長生きすることは良いことですが、老後資金のことだけを考えれば、長生きはリスクです。現役時代にしっかり働いて倹約して老後のためにしっかり蓄えたとしても、予想以上に長生きしている間に蓄えが底をついてしまうリスクがあるからです。

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問題なのは、長生きのリスクを避ける手段が乏しいということです。長生きをしたとしても、他界する数年前まで元気で働いていれば老後資金の問題はないわけですから、健康に留意すべきことは当然ですね。健康でさえあれば、少子高齢化による労働力不足の時代ですから、何らかの仕事は見つかるでしょうから。

民間保険会社等が終身年金保険を販売しているので、それも選択肢ですが、保険会社の隠れ手数料が高い場合もあるので、慎重に商品の内容を検討しましょう。

実は、長生きリスクに関する最大の備えは公的年金を大切にすることなのです。公的年金は、どれだけ長生きしても、しっかり最後まで支払ってもらえます。「長生きしすぎて困っている人を助ける保険」ですから。

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
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(雑誌寄稿等)
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