吉野家とマクドナルド、コロナ禍での客単価でなぜ差がついた? 株価不振の吉野家HD

大手牛丼チェーン店「吉野家」や讃岐うどんチェーン店「はなまるうどん」等を運営する外食チェーン店持株会社「吉野家ホールディングス」(以下、吉野家HD)の株価が低迷しています。

冴えない吉野家HDの株価、牛丼株の不振が鮮明に

同社の株価は、昨年からの業績回復等を背景に、年明け間もない1月10日に3,050円(ザラバ値、以下同)を付け、上場来高値を更新しました。

しかしながら、その後は3月の株式相場暴落時に1,709円まで約▲44%下落し、いったんは2,500円前後まで戻したものの、現状は2,000円強の値動きが続いています。年初来高値(上場来高値でもあります)から見れば、ザックリ3分の2という水準でしょうか。

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吉野家ホールディングスの過去2年の株価推移

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もっとも、株価低迷は吉野家HDだけではなく、他の多くの外食株も似たような傾向にあります。

ただ、吉野家HDの競合相手でもある松屋フーズホールディングスやゼンショーホールディングスも、外食全体で見ると低迷が顕著です。つまり、外食株の中で“牛丼株”の低迷が目立っていると言えましょう。

テイクアウトの成否が外食産業の株価に影響?

改めて言うまでもなく、一連のコロナ禍で外食産業は大きな痛手を被りました。

これは、自粛要請による休業や営業時間縮小に加え、消費者の“巣ごもり生活”が顕著になったことが主な理由です。それまで注力していなかったテイクアウト(持ち帰り)を強化したものの、付け焼き刃の印象は拭えずに苦戦しているケースも多いのが実情です。

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。