退職金は「債券」と「株」で運用

上記の「4%ルール」で定められているように債券と株式での退職金運用はぜひ、検討していただきたいところです。

我々の公的年金も、この債券と株式の運用を行っています。

公的年金は日本株式、日本債券、海外株式、海外債券を25%ずつ保有し、年3%前後のリターンを得ています。身近なところで実践されている運用方法だと安心できますね。

しかも、この公的年金の運用方法は安全性を何よりも重視しているため、かなり保守的なポートフォリオが組まれています。

しかし、安全性が重視されているがゆえに、中には投資効率を優先させているとは言い難い、非効率なポートフォリオと考える人もいるでしょう。私達はこれを真似する必要はありません。

特に日本債券、日本株式はポートフォリオから外したほうが良いでしょう。日本は低金利、低成長国ですから、債券や株式を保有しても、大きく増える可能性が低いのです。


定年以降に運用を開始する注意点

今まで運用や投資を経験されていない人は、いきなり退職金で運用するのには抵抗があるかと思います。

できれば、頼れる専門家に相談し、運用を始める前や、途中経過を相談しながら運用を行う方がいいでしょう。