今日、2月13日(金)は年金支給日です。12月分と1月分、2カ月分の年金が振り込まれる大切な日。
皆さんは自分の将来受け取る年金額を具体的にイメージできているでしょうか。2026年度の国民年金保険料は1万7920円、満額受給時の月額は7万608円となっていますが、これだけで老後を賄うのは決して容易ではありません。厚生年金を加えたとしても「月額20万円」という大台に乗るのは一部の人に限られています。
本記事では、2026年度の最新データを踏まえ、公的年金制度の基本的な仕組みから、最新の平均受給額、そして月20万円以上を受け取っている人の割合まで、今のシニア世代のリアルな懐事情を分かりやすく解説していきます。
1. 【公的年金】基本的なしくみを解説
日本の公的年金制度は、1階部分にあたる「国民年金(基礎年金)」と、2階部分にあたる「厚生年金」の「2階建て構造」になっています。
1.1 《1階部分》国民年金
国民年金は、原則として日本に住む20歳以上から60歳未満の全員が加入します。職業や国籍は問いません。
- 年金保険料:全員一律(※1)
- 老後の受給額:40年間欠かさず納付すれば満額(※2)
- 被保険者:第1号~第3号に分かれる(※3)
※1 国民年金保険料の月額:2026年度 1万7920円
※2 国民年金(老齢基礎年金)の月額:2026年度 7万608円
※3 第1号被保険者は農業者・自営業者・学生・無職の人など、第2号被保険者は厚生年金の加入者、第3号被保険者は、第2号被保険者に扶養されている配偶者
1.2 《2階部分》厚生年金
厚生年金は、会社員や公務員、パート・アルバイトで特定適用事業所(※4)に働き一定要件を満たした方が、国民年金に上乗せで加入します。
- 年金保険料:収入に応じて決まり(※5)、給与からの天引きで納付
- 老後の受給額:加入期間や納めた保険料により個人差がある
- 被保険者:第1号~第4号に分かれる(※6)
※4 1年のうち6カ月間以上、適用事業所の厚生年金保険の被保険者(短時間労働者は含まない、共済組合員を含む)の総数が51人以上となることが見込まれる企業など
※5 保険料額は標準報酬月額(上限65万円)、標準賞与額(上限150万円)に保険料率をかけて計算される
※6 第1号は、第2号~第4号以外の、民間の事業所に使用される人、第2号は国家公務員共済組合の組合員、第3号は地方公務員共済組合の組合員、第4号は私立学校教職員共済制度の加入者
年金の支給日は原則として偶数月(2・4・6・8・10・12月)の15日です。15日が土日・祝日にあたる場合は、直前の平日へ支給日が前倒しされます。
なお、支給日には前月までの2カ月分の年金が合算されて支払われます。
例えば、8月であれば「6月・7月分」、2月であれば「12月・1月分」の年金が振り込まれる仕組みです。
