2020年7月16日、将棋の八大タイトル戦の一つ「ヒューリック杯棋聖戦」の最終対局で藤井聡太七段が勝利をおさめ、「藤井新棋聖」が誕生しました。18歳の誕生日を3日後に控えた(※1)タイトル獲得は、1990年に屋敷伸之現九段が達成した将棋史上最年少記録「18歳6カ月」を7カ月更新するものです。(※2

我が子や孫を応援する気持ちで見守っていたファン、彼に憧れる将棋キッズたちはたくさんいるでしょう。また、将棋には詳しくないけれど、彼の快進撃をきっかけに、将棋や棋士に興味を持った、という人も多いのではないでしょうか。

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「観る将」って知ってますか?

将棋を「指す」より「観る」のが好き、という新しいファン層のことです。対局時の食事や衣装、棋士の日常など、対局内容以外にフォーカスした報道も多くなりましたよね。将棋ファンのすそ野が広がりつつある印象を受けます。

今回は、どれくらいの人が将棋を指しているのか、費用はどれくらいかかるのか、などをみていきたいと思います。

(※1)藤井新棋聖は2002年7月19日生まれです。「藤井聡太 棋士データベース」公益社団法人日本将棋連盟
(※2)「藤井聡太七段、史上最年少でタイトル獲得!」公益社団法人日本将棋連盟