注目は第2四半期決算(4-6月期)、高収益力が日の目を見るか?
ただ、5月に発表した日本マクドナルドの第1四半期決算(1-3月期)は、コロナ禍に対応すべく諸費用が増加したことで、+5%増収にもかかわらず最終利益は▲15%減益でした。
しかし、前述したテイクアウト増・不採算客減の効果が本格的に表れるのは第2四半期(4-6月期)です。8月中旬に予定されている第2四半期決算は、今までにない大きな注目が集まりそうです。
さて、冒頭で記したように、6月12日に株価は上場来高値を付けましたが、その後は停滞しています。現在は、その高値から▲10%前後安い水準(5,500円前後)をウロウロしている状況ですが、店内飲食の再開を契機に株価がピークアウトしたのは皮肉とも言えます。
もし、日本マクドナルドの株価が再び上場来高値を更新するような場面があるならば、それは今春に起こった営業時間短縮のように、社会経済活動が再び停滞する時期なのかもしれません。
【参考資料】月次 IRニュース(日本マクドナルドホールディングス株式会社)
葛西 裕一