子供の教育費を筆頭に「消費支出が高すぎる」

夫婦共働きでお子さんが二人いるというKさん。世帯年収は1000万円を超えていますが、車も軽自動車だし、旅行なども年に一度国内旅行をすればいい方だといいます。

「夫婦で働いているからといって『たくさん稼いでいる』といった実感はありません。子供がいるとどうしても仕事の後やることが多くなって『もったいないけどスーパーでお惣菜を買ってしまおう』なんてこともあり、そういった地味な出費が贅沢、といったくらいの生活です。

うちは男の子二人なんですが、年々食費も上がってきています。また、運動系の習い事もやっているのでそれらの支出もばかになりません。学年が上がってくるとどうしても塾などにいかなければならないし、そうなってくると可処分所得に対して消費支出が高すぎる。うちは気持ち程度貯金するよう目標を立てていますが、家族でちょっと遠出でもした月は貯金に回せないこともあります」

内閣府が平成18年に発表した「子どものいる世帯の年齢層別消費支出」によると、子ども一人の幼稚園から大学までの教育費はおよそ1100万円台から1800万円台とされています。

さらに、食費や通信・娯楽費といったものも加わってくるので、確かに子育て家庭が「いくらあっても生活が苦しい」と感じるのは納得かもしれません。加えてKさんは「学生時代から仲の良かったあいつが最強だといつも顔を思い浮かべます」と発言。あいつとは、独身実家暮らしを続けるいわゆる「子供部屋おじさん」の友人だというのです。