子供部屋おじさんが優雅な理由
最近よく耳にするようになった「子供部屋おじさん」という言葉。これは、大人になっても独り暮らしや結婚などをして独立せず、子どもの頃同様に実家の自室で暮らし続ける男性のことを指すようです。
「中年ニートとは違うの?」という声も聴きますが、子供部屋おじさんは働いていないわけでも、決して経済的に親に頼らないと暮らせないという人ばかりでもありません。「パラサイトシングル」とも近い言葉のようですが、こちらも「実家に寄生しないと暮らしていけない」という意味を多く持つ分、優雅といわれるのはやはり子供部屋おじさんなのかもしれません。
先ほどのKさんの友人男性は、就職もしっかりしており、趣味は車。ファッションや食、女性にもあまり興味がないのでとにかく好きなだけお金を車にかけることができるというのです。学生時代、共に車の魅力を語り合っていたというKさんは、結婚と同時に車の趣味を引退。「お前が軽自動車を乗るなんて」と友人に驚かれたそうですが「妻や子供にとってもっとお金をかけるべきところがあるのであれば、自分はこれが最良な選択だと思っている」とのこと。
一方、実家に住みローンもなく子供の教育費に頭を悩ませることのない子供部屋おじさん。年収としてはKさんの方が少し上のようですが「お金を好きに動かせる」人生を送っているのは一目瞭然のようです。